商品は「モノ」から「エネルギー」へ|受講者の声|エンパワーメントの実践は行動科学研究所

受講者の声

商品は「モノ」から「エネルギー」へ

商品は「モノ」から「エネルギー」へ フィットネスジムを併設するブティック「LOVE SHINYA」経営者夫妻に聞く

受講生:新谷 眞康さん(代表取締役)・泰子さん
インタビュアー:岩田 洋治

―トレーニングジムと洋服の組み合わせって、すごくユニークですよね。その二つの中心にある理念はどういったものなのでしょうか?

眞康】 「内面と外面の美を追求すること」です。

もともと「お客様に元気を提供し、笑顔あふれる地域社会に貢献します」というのが私たちの理念でしたが、ただ言葉だけが先走ってた感じでした。

それがPEPと出会うことで、それを本当にどう形にしていくことができるのかと、本気で考え、取り組めるようになってきました。

眞康さんは三代目としてやってこられて、今までのやり方では難しい、何か変わっていかなければならないというような実感をずっと持っておられたんですか?

眞康】そうですね。見える世界だけを追求した売上至上主義の限界みたいなものをすごく感じていました。実際にきつかったので、どちらかと言えば「変わらざるをえなかった」んですね。

でも何を信じていいのかわからない、そんな時PEPと出会いました。

―最初はLive PEPフォーラムの方に来ていただきましたね。で、6ヶ月経った時に、「もうぜんっぜんわかりません!また来季も来ます。」と言って頂いたんですよね(笑)。普通はわからなかったら「もう来ません」となると思うのですが。
眞康】もう自分がわかることだけをやっていたらうまくいかない、ということだけはわかってたんです。ということは、わかんないことをやらない限り、生き残っていけないなっていう危機感がすごくあったんですね。
今ふりかえってみて、その「自分がやるべきだった、わからなかったこと」とは何だったのでしょうか?
眞康】エネルギーの視座を持つことです。

経営者なので当然ですが、以前は「儲かるか儲からないか」の損得の視座しかなかった。人も全部モノ化してました。それではやはりうまくいかない。だから行き詰まったんだと思います。

―眞康さんがまずPEPを受けられて、その後、弟の哲崇(のりたか)さんも受講を始められました。そして奥様でもあり、仕事のパートナーでもある泰子さんも来られるようになりました。家族や兄弟とこのPEPを一緒に受けてみようと思われたのはどうしてだったのでしょう?
眞康】経営に関わる中枢メンバーなので、このPEPを共通言語、共通意識として使えたら、もしかして会社が厳しい状況から脱することができるんじゃないか、という思いでしたね。自分としては、もうこれしかないなと思ってましたから。

それで二人を誘ったら、案外快く来てくれたので(笑)、ほんと有難かったですね。

―泰子さんは、PEPを最初に受けられた時どんな印象を持たれましたか?
泰子】最初はただただ不思議な空間だなと思ったくらいでした。でもLive PEPフォーラムに通い始めて4ヶ月くらいで、自分がずっと無意識的に抑えていたものに気づいて、ハッ!として。自分の知らなかった世界が見えるかも知れない、とすごく思いました。
―最初の頃、眞康さんが、泰子さんは本当に思っていることとか、自分はこうしたいということをあんまり出してこないんだと言っておられたのを覚えています。眞康さんに聞きますが、泰子さんはPEPでどういうふうに変わられましたか?
眞康】彼女は無意識的に、影を見ることを拒否する技を身につけていたような気がするんですよね。でもそれを、ちゃんと自分の中で見るようになって。そことちゃんと向き合うようになったというのはすごいなと思います。また、自分の与えられた現場の中で、自分の役割とか使命とか、色々あると思うんですけど、それをちゃんと果たすようになりました。今までは「やらされ仕事」だったんですが、自主的な仕事というか。
―泰子さんからみて眞康さんはどうですか?
泰子】すごく変わりました。まずは穏やかになった。前は常にピリピリしていて余裕がない状態で、硬い感じだったんですが、そのピリピリ感がなくなって、顔つきも変わりました。すごく柔らかくなったし、余裕が出てきた感じも見受けられます。ほんと、変わってきたと思います。いつ地雷を踏んで攻撃されるかっていう恐怖感から解放されて、一緒に穏やかにいられるようになりました。

―泰子さんが自分自身を表現することができるようになった大きな理由のひとつは、泰子さんのエンパワーメントに加えて、眞康さんの変化もすごく大きいんでしょうね。職場、仕事場での眞康さんはどうですか?

泰子】スタッフってやっぱり上の人の顔色を常に見てますし、眞康さんの穏やかな感じはスタッフ全員にも伝わっています。押し付けられてるというより、のびのびやっているという雰囲気に変わってきています。
―その内面の変化は、日々の経営にどう繋がっていくと思いますか?
眞康】これだけ成熟社会になってきていると、もう本当にモノは売れないんですね。スタッフがそれぞれ持っている、個性あるエネルギーを認めて発揮する環境を、僕たち経営者が創ることで、ひとりひとりが高度なエネルギーを発揮できるようになって、それが充満してくると、それが商品そのものになってくる。その結果としてモノとかサービスが売れていくと思っています。

静治先生に、エネルギーフローがキャッシュフローだと教わりました。自分のエネルギーが高ければ、それによって色んなアイディアが生まれてくるだろうし、展望もみえてくるだろうと思っています。

今は洋服屋ですが、実際の物の量は半分くらいに減らし、その分お客様と対応できるようなスペースを増やし、「エネルギーを売る」という形を具現化していきたいと思っています。

泰子】私は輝く女性を作っていきたいです。そのためにはまず自分が輝き、そうやって生きることはとてもいいものだということを伝えていきたい。私にとってはシンヤがその場になります。

それが身近なお客様から始まり、地域に広がり、小松に、そして石川県へと広がっていけるようにしていきたいなと思っています。大きな野望です(笑)。

PEPを実際受けてみて、自分で「変わったな」と思うのはどこですか?
泰子】私は自分自身に自信がもてるようになりました。ずっと「自分は足りていない」と無意識的に植え付けていたところがあったのですが、生まれた時の状態を取り戻せたというか、忘れていた事を思い出せたというか、足りてない人なんていないんだ、という自信につながりました。そうなると行動も変わってくる。それが一番大きな変化です。
眞康】自分の一番大嫌いな部分が、実は自分が一番大好きな部分だったんだ、ということを思い出したことでしょうか。以前の僕は、目に見える数字の世界できちんと増収増益を繰り返していって、大きな会社をつくることが自分の使命だと思っていたし、それが自分の好きなことだと思っていました。

でもそこに行き詰まって、もうどうにもならない状況になったおかげで、目には見えないもの、つまりエネルギーとか、パワーとか、そういうものへの興味が増しました。

そういうものは怪しい、と思っていたはずなのに、実は自分はそれが大好きだったんだと気づきました。

PEPを受けて一番良かったことは何ですか?
泰子】眞康さんと一緒にいられるようになったことです。
眞康】穏やかでいてもいいんだなって気づかせていただいたことです。

(編集:岩田 夕紀)

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